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保健室(体の豆知識)

保健室 ~体の豆知識~
  • 腱鞘炎!?

    急がば回れ
    オーバーユース(使いすぎ)による痛みは、通常美容師さんや花屋さんのように手や指を酷使する方以外には起こりづらいものです。しかし、一般的な日常生活を送っているにも関わらず、手首や肘に慢性的な(時に急激な)痛みを訴える患者さんが意外と多いのも実際です。

    長い期間通院しているにもかかわらず症状の改善がみられない、もしくは痛みを発する場所が移動したり広範囲になっていくケースも少なくありません。

    人体の構造から見ると、手の神経は首から出て手の方へ繋がっています。単に神経といっても、しびれや痛みを感じる感覚神経だけでなく、筋肉を動かす運動神経や、血管などを支配する自律神経など様々な種類があります。その神経の走行上になんらかの障害や不具合があると、その先にある肘、腕、指などに痛み、冷え、しびれ等が現れることがあります。あたかも関節や筋肉が炎症を起こしているように感じる事もありえます。

    たとえ本当には腱鞘炎になっていなくても、慢性化した頑固な首や肩のコリから手の神経の働きに異常をきたし、手首や指などに痛みを発することも多々あります。腰が悪くて坐骨神経痛になり、足のあちこちに痛みを感じるのと同様に考えれば、それほど分かりにくい症状ではないと思います。

    痛み止めの薬やシップでは効果が薄いと感じられる方や、手首周りだけを治療の対象としていて長期化してしまっている方などは、少し立ち止まって、大きな視点から体を見直す必要があるはずです。日常の疲労を取り去って、体全体のバランスを正しい方向へ保っていければ、末端の神経も正常に働き、痛みの軽減にも繋がっていくはずです。

    『急がば回れ』的に考えて、全体のバランスの修正という回り道⇒局所の痛みの軽減、を目指してみるのも治療方法の一つであるはずです。